企画コンテスト










   2016年 2月 9日

■制作する5つのゲームが決定!

参加予定者及び専門家の投票によって、5つの企画案が決定しました。どの企画も「楽しくサステイナブル社会を学べる」素晴らしい案ばかりです。

※全てに投票者コメント、サステイナブル工学の専門家コメントを追記しました。


1位「星に住む人」(提案者:宍倉)
小学生が星空の街を取り戻すために街をきれいするゲーム。サステイナブル社会の「トレードオフ」が学べる。


●投票コメント
・一番今回のテーマの趣旨を伝えられそうな気がしたから
・絵本のような世界観が素敵
・称賛演出がしっかりしていて、目標が明確な分単純な内容でもやる気が出る。
・達成感が味わえておもしろそうだったから

●専門家コメント
・コンセプトは面白いと思います.ただ,海洋汚染物は蒸発して陸に戻らない物の方が多いような気がする(確信はありません)ので,何かうまいことを考えてくれることを期待します.

・アクションパートは,ゴミが生まれる手前に「何かを使う」わけですので,その 「何か」が元々輸送や製造に環境負荷が高いものだと星が見えなくなるとか,そういう「マイナス要素」がきちんと入っていると良いかと思います.そして,「便利なもの(恐らく環境負荷が高い)」はアクションパートが楽になる,という要素を入れると,昼と夜のどちらのハッピネスを取るか,というあた りのバランスも考えられるかと思います.そのためには,アクションパートのデフォルトは結構大変である必要がありそうですが.

・とても面白い内容だと思います。こうしたアクションを拡大する重要なポイントはインセンティブです。自分一人ならきれいな星空が見えるだけで十分かもしれませんが、より多くの人に参加してもらうにはいろんな工夫が必要でしょう。大勢の力があって初めてサステイナブル社会が実現できます。お金をもうける、街を清潔にする、作業を楽にする。生活を楽しくする、等。アクションの種類に応じて様々なインセンティブが考えられますので、そのあたりをうまく活用できると、社会の仕組みを理解する助けにもなりゲームの幅が広がってもっと素晴らしくなるのではないかな、と思います。



2位「2匹の快適生活」(提案者:奈良)
陸と海に住んでいる2匹の生物を育てるゲーム。地続きなので環境のバランスに注意。サステイナブル社会が学べる。


●投票コメント
・見た目もわかりやすく、やることが視覚化されていて良い。 プログラム上でどう実装するのか思いつかないので実装方法に興味がある。
・自分が出した企画なので、ぜひ作りたいです。
・うまく作ればいい感じになりそうですがアルゴリズムが分かって貰えるのかが心配なところですね
・ゲームとしての完成度が高そうで、熱中することで結果的に学びに結びつきそう
・ロボットに魅力を感じて・・
・かわいいキャラクターに圧倒されました。キャラクター作画に全く自信はありませんが、担当することになったら頑張ります。ゲームシステム面をもう少し拘れば、もっと良い作品になると思います。

●専門家コメント
・浄化設備も環境負荷を与える,という点を入れていただくと,良いのではないかと思います.例えば,別の空気を汚すけど水をきれいにする浄化設備とか.更には金銭(もしくはそれに代わる概念)を考えて,お金はかからないけど,ゆっくりしか浄化しない浄化設備とか,高いけど何でもキレイにしてしまう浄化設備とか.お金をどう稼ぐかは何でも良いとは思いますが…キレイになったら観光客が増えるとかですかね….

・大変魅力的な内容ですが、多少難しい作品になりそうです。持続可能性の重要なキーワードは『スピード』です。環境を汚染するスピードと浄化するスピードの違いによっていろいろな展開が考えられますので、この点を外さないようにしてください。さらに、浄化する側は経済性を、汚染する側は快適性を追求しつつ海と陸の双方が健全な生活を送れるような解を見つけ出す必要があります。どのようなゲームが出来上がるか楽しみです。



3位「全自動缶はこびアルゴリズムロボットをつくろう!」(提案者:長南)

空き缶再生ロボットのプログラムを組んでうまくゴミをリサイクルするゲーム。サステイナブル社会の「循環」が学べる。


●投票コメント
・作りたいなと思った作品だから
・可愛いキャラ作りたいです!
・設定が面白いのでゲーム化してみたいと思った
・一部の話だけを聞いていればいいというわけじゃないということが簡単に学べると思う

●専門家コメント
・「正しいアルゴリズムを作って」というのがちょっと想像できなくて,意図と違うかもしれませんが,「アルミ缶をリサイクルするなら」というお題が出て,それに「パズル感覚で順番にリサイクルまでの過程を並べる」のが答えで,「生ごみをリサイクルするなら」というお題が出て「土に埋めて→肥料になって→野菜になって(or餌になって→牛が食べて)→食べ物になって」というようなピースを並べれば正解で「下水」だったら「汚水処理→放流→蒸発→雨→河→浄水場」…みたいな感じで,「色々な物(敢えて工業製品に縛られない)が色々な形で循環する」ということを考えられるパズルみたいな感じなら「循環」という概念がすんなり学べて良いのではないでしょうか.ついでに,小学生高学年がターゲットなら,それを行う時の環境負荷も出れば直良いかと思いますが,まぁそこは難しいですかね.

・製品のライフサイクルを考える上でとても興味深い内容です。ライフサイクルの各ステージで様々な人や機械、あるいは場所と出会いますので、非常によい勉強になると思います。であればこそ、可能な限り現実を踏まえ、できれば定量的な説明も随所に交えながらゲームが進行すると良いのではないかな、と思います。アルミ缶は身近な製品ですので、妥当ではない処理を避け金銭的な裏付けもしっかりと確認しておくべきでしょう。



4位「SPACE COLONY Side-Earth」(提案者:八野)

スペースコロニー経営ゲーム。残された資源をうまく使って継続可能なコロニーにする。サステイナブル社会の「トレードオフ」が学べる。


●投票コメント
・未来にありそうなことを現代でも取り組めることで乗り越えようという感じが好き
・SFはロマン!もうちょっと詳しく企画したら、やり込めるゲームになりそう感じになります。
・映画「インターステラー」のような緊張感のある作品になると思いました。ぜひグラフィックを担いたいです。
・飛距離など競争要素が多いの良い。
・資源のやりくりの仕方が分りやすそう
・宇宙という設定が壮大で好きです笑

●専門家コメント
・シンプルなスマホゲームとして良いかと思います.資源を消費してガチャを回して,得られた技術でリサイクル等の能力が上がっていく,とかそんな「資源を無駄遣いしたくなる要素」があると良いかもしれません.
・ただ「消費を抑える」だと,「辛い旅」になってしまうので,距離が延びるというだけではない何か「目に見える達成感」があると良いかなと思います.先に書いたガチャでも良いですが,プレイヤーではなく,ゲーム表現として何か「幸せ」の形が見えると良いかなと思います.温泉惑星に到着して一休みとか,なんでも良いとは思うのですが.

・とても夢のある作品なので、さらなる構想の発展が期待されます。資源を活用する場合、必ずエネルギーを消費するとともに環境を汚します。宇宙でエネルギーを作り出すプロセス(光、原子力、彗星の運動、惑星の重力、等を利用する架空のメカニズム)を取り込めると、さらに格調高い素晴らしい作品になると思います。また、環境汚染も負の要因として考慮しておくべきでしょう。宇宙が舞台ですし、「技術革新」とも謳っているのですから、ぜひこうした未来感の溢れるゲームに仕上げて下さい。



5位「ガラクタの地球VR」(提案者:林)

VR視点の宇宙船で地球から流れているゴミをリサイクルするゲーム。サステイナブル社会の「循環」が学べる。


●投票コメント
・VRなのが面白そう
・宇宙の広さをVRで見渡す楽しみがありそうです。

●専門家コメント
・コンセプトは良いかと思います.これを更に落ちゲーとシューティングとを合わせた感じで,リサイクルできるものは集めて消して,リサイクル出来ないものは攻撃して爆破(燃やす?)等にすると概念が分かりやすいかもしれません.VRがどう入ってくるかに興味はありますが.
・他者との差別化という意味では,VRを使うからには「メリット」「デメリット」が「目に見えて分かる」という「表現」に力を割いて欲しいですかね.可能であれば,その物が「リサイクルされる前」の工程でどのような環境負荷を与えていたか,そして「リサイクルする時」の工程でどのような環境負荷を与えるか,そして「リサイクルしなかった時」にどんな環境負荷を与えているか,というような表現が何か入ると良いのですが…シューティングゲーム(?)にどう入れるべきかのアイデアはありませんが.

・とてもシンプルでわかり易いゲームになりそうです。ここではごみの種類(履歴や処理方法も含めて)が全てですので、誤った認識を植え付けないように気を付けてください。こうした情報をいかに正確かつ理解し易く表現するのかがポイントになると思います。


   2015年 2月 5日

 参加予定者及び専門家の投票を締め切りました。さて選ばれる5つの企画案はどれでしょうか。

    2016年1月23日
 
 【ペラ企画を作ろう! 2/1締切】
参加者の皆さんは、事前レクチャー動画を見たうえで、「サステイナブル社会」を考えるシリアスゲームのペラ企画を作成してください。
※「サステイナブル社会」を深く知るではなく、興味をもつきっかけになるゲームでかまいません。

●サンプル3案
  
 
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